「双子」ロボットが平均7.5秒でリンゴ1個を収穫
2026-07-29 14:44 人民網日本語版
「兄ロボット」は関節数がより多く、より高い柔軟性を備えたロボットアームとなっており、枝葉を避けながらさまざまな角度や姿勢で収穫作業を行うことができる。一方、「弟ロボット」は直交座標型の産業用ロボットアームを採用し、作業範囲がより広く、動作速度もより速くなっている。「双子」ロボットの重要技術は、頭部とロボットアームに搭載されたビジョンシステムにある。このシステムはロボットの「目」の役割を果たし、果樹の形状や果実の色、大きさを高精度でスキャンし、その情報をリアルタイムでロボットの「脳」に伝送する。
ロボットの「脳」はアルゴリズムによって画像を認識・解析し、リンゴの木、枝、果実を識別するだけでなく、病害虫の被害を受けた果実を選別することもできる。そして、品質の良いリンゴだけを選別し、ロボットアームに収穫指令を送る。この「高精度認識―スマート選別―柔軟収穫」という一連の技術により、従来の「まとめて収穫」から「選び抜いて収穫」への飛躍を実現した。
研究チームによると、現在の「双子」ロボットは平均7.5秒でリンゴ1個を収穫できる。実用化後は、1時間当たり約800個のリンゴを収穫できる見込みだ。実際の果樹園の複雑な環境に対応するため、研究チームは丘陵地形を再現した実験施設で試験を繰り返し実施し、最大登坂角度15度を達成したほか、溝や段差を乗り越える能力の向上にも取り組み続けている。


